皆様こんにちは。
新型コロナウィルスの話題で騒がしい毎日ですが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか?
さて、今日は「日日是好日・にちにちこれこうにち」のお話をしようと思います。
この言葉は、仏教の言葉ですが樹木希林さんが演じた映画でも有名になりました。
雲門文偃禅師という方のお言葉だそうです。
私たちは日々暮らしの中でも、常にだれかと競い合ったり、優劣や損得にとらわれています。たとえ今日が幸運でも、明日は不幸かもしれない。いつか来る不幸に脅えて、誰かの影に脅えて暮らさなくてはならない。そんなことはないですか?
この「日日是好日」という言葉の意味は、そんな考えに囚われることなく、1日のこの瞬間をありのままに生きるということだそうです。雨の日は雨音を聞き、風の日は風の音を聞き、暑い夏は暑いと汗をかき、冬の寒さを肌で感じ、日々あるがままを受け入れて、あるがままに生きるという意味なのだと思うのです。毎日が楽しいことばかりではないけれど、悲しいことも、つらいことも
全てをあるがままに受け入れること、そうして行くうちに、さっぱりと生きることができるのだと思うのです。
全てのことを受け入れるのは、簡単なことではありません。だからこの言葉は禅語なのでしょう。
自分に関わる人を受け入れ、定められた人生を受け入れ、自分に起こる全てのことを受け入れられたら、きっとこの人生も良いものだと思えるのではないでしょうか?
つくば国際大学 塙 恵子