皆さんこんにちは。
いよいよ私も、新型コロナウィルスワクチン接種を行います。少し不安もありますが、皆さんと安全に
Sanaの会を実施できるようにワクチン接種をしていきたいと思います。
さて、今月より新たに「エンゼルクラス」を開始いたしました。
このエンゼルクラスは、流産・死産を経験された方々ならびに、生まれて間もない(新生児期)お子様を
亡くされた方々の会になります。
実は、このような会を立ち上げてほしいとのお声が前々からありました。お問い合わせも少しづつ多くなってきましたので、このクラスを立ちあげようと思います。
初回は、参加者が集まり次第、Sanaの会とは別日に、エンゼルクラスを開催していこうと思っております。
流産や死産の経験がある方々の中には、お子様を亡くされた悲しみに暮れていても、何事もなかったかのように通過されてしまう
ケースが少なくありません。しかし、胎内に子どもを宿した時から、母親としての母性は育っているのですね。誰もが生まれてくるその時を、心待ちにしていることでしょう。その気持ちは母親だけではなく、父親も同じなのですね。このクラスは、お母様だけでなく是非お父様のご参加もお待ちしております。
我が国では、男性優位の社会的背景が今なお色濃く残る現状があります。女性の社会進出が目覚ましいとはいえ、まだまだこの国は、男性社会であると言えるでしょう。特に茨城県の農村部は、男系家族制度が残ります。一家の大黒柱としての男性が大きな意味を持つのです。このため、父親は弱音を吐けない状況に追い込まれやすいくなります。そんな経験はありませんか?
「男のくせに、いつまでもメソメソするな!」という言葉を、私は祖父や父が様々な場面で言っているのを聞いて育ちました。
でも、男性でもメソメソ泣きたい時はありますよね。泣くことで心の重荷を軽くすることが男性も必要です。そうは思いませんか?
先日NHKの番組で、泣くことは副交感神経を優位にさせ、リラックス効果をもたらすという研究結果があると話していたことがとても印象的でした。皆さんは泣いた後に、リラックスしたり眠くなったりした経験はないでしょうか?
泣くことは、心にとても良い効果を生み出します。そして神経を落ち着かせる物質を分泌させるのですね。
男性であれ女性であれ、思いっきり泣くこと、それは悲しみを癒す特効薬なのです。
つくば国際大学 塙恵子