書くことと話すこと

皆さん

こんにちは。やっと秋らしい季節となってきましたね。

ついこの前まで30度越えの気温だったとは思えない陽気です。

さて、10月28日(金)に開催する「Sana の会」は、つくば国際大学での開催ですので是非ご参加ください。

先日よりTwitterで「Sanaの会」を紹介しましたが、Twitterを見ていくと、なんと多くの天使ママがつぶやいていることか。

その多さに驚いております。エンゼルクラスの開催を表示しても参加者は現在の所皆無ですが、SNS上なら多くの方が胸の内を書くことができるのですね。しかし・・・・。

書くことと話をすることは少し違うと私は思っています。

書くことは中々本心が出ないことが多いのです。私もブログを書いていますが、本音というよりもむしろ、きれいごとや当たり障りのないことの方に傾いているように感じています。過激なことを書く方もいるようですが。相手の顔が見えない分、書き込んでくる方の気持ちにに疑心暗鬼になったり、余計不安が助長されるように感じるのですが。そんなことはないでしょうか。

私はよく学生に、実習では患者さんの目を見てお話ししましょう。と教えます。人の目を見ることはその人の心を見つめることに繋がるからです。悲しみに暮れる時、相手の心に触れることで、初めて同じ思いが共有できるのだと思うのです。この共有が癒しに繋がっていくのだと考えています。「Sana」という言葉は、癒すという意味があります。人が人を癒すことができるとすれば、それは人の目を見て、人のぬくもりを感じて対話することで成り立つのだと思うのです。コロナ禍で始めたオンライン会議は、やはりあまり癒す効果がないように感じています。画面で見る人と実際に会って話す人では格段に違うのですね。残念な思いをされた方もおられたのではないでしょうか。「sanaの会」ではできるだけ対面でお話ができるようにしていきたいと思っております。

ご自分の心を癒すのは決してSNSではないと思うのです。人である限りそう信じたいと思います。

                                        つくば国際大学  塙恵子